実践事例

小学校4年 社会児童1人1台の活用1人1台 × SKYMENU Cloud

コロナ禍における話合い活動の充実

単元名:国際交流がさかんなまちづくり
目黒 晃也 教諭

目黒 晃也教諭

北九州市立門司海青小学校

本時のねらい

国際交流事業や姉妹都市との交流に着目して、福岡市の国際交流の様子を捉える。

授業の実際

福岡市が姉妹都市や友好都市とどのような交流をしているのか、またどのような想いや願いをもって交流をしているのかを発表する場面である。本時までに、姉妹都市や友好都市と福岡市がどのような交流をしているのかを調べ、その様子を[発表ノート]に調べまとめていた。福岡市が姉妹都市や友好都市とどのような交流をしているかを調べ、交流の様子を[発表ノート]に貼り付け、グループ化し、共有することで、自分の考えを相手に伝えたり、考えを深めたりすることができた。また、友達の考えや意見から新たな発見があったり、考えを深めたりすることができた。

SKYMENU Cloud活用のポイント (効果と児童生徒の反応)

1調べた姉妹都市や友好都市との交流の様子をまとめる

発表ノート

▲ 画像の大きさや文字の色を変え、工夫してまとめる

福岡市が姉妹都市や友好都市とどのような交流をしているかを発表するために[発表ノート]にまとめた。交流の様子を伝えるために、画像を貼り、説明を入れてまとめた。児童の中には、[発表ノート]にまとめるときに、交流の様子が伝わるように、画像の大きさを変えたり、文字の色を変えたりして、相手に伝わるように工夫しながらまとめることができた。交流の様子を多く伝えるために、[発表ノート]のページを追加して、まとめる児童もいた。

2どのような目的や願いをもって交流しているかを話合う

発表ノート、グループワーク

▲ グループで互いに[発表ノート]を見ながら話合う

[グループワーク]機能で、班ごとにグループ化し、同じ班の友達と姉妹都市や友好都市とどのような交流を行っているかを確認した。交流の様子から、どのような目的や願いをもって交流をしているかを話合った。グループ化をしているため、座席に座った状態で密にならずに話合うことができた。また、友達の考えを見ることができるので、自分の考えに自信をもったり、自己肯定感を高めたりすることにつなげることができた。まとめる際は、友達が作ったページに、班ごとに交流の様子や考えをまとめることができた。

3班ごとにまとめた交流の様子を発表する

発表ノート、グループワーク

▲ グループ化したまま、自席から班のまとめを発表

2で、班ごとにまとめられた交流の様子を発表した。グループ化したまま発表するため、発表者を変えず、友達が作成したページも活用しながら交流の様子や考えを紹介することができた。発表から、他の班も考えを深めたり、交流の様子の特徴に気付いたりすることができた。その後、[発表ノート]にまとめた交流の様子や考えを提出させることで、交流の内容や目的、想いなどを本時の評価や復習で用いたり、次時につなげたりすることができた。

こんな場面で使える!実践を振り返って

今回使った[発表ノート]は、調べた内容を話合ったり、まとめたりするときに子ども達が使いやすい機能である。教師側も班ごとにどのような考えやまとめをしているのかを確認しやすい。児童は自分が調べた内容をまとめるために、友達の作成したページを見て考えを深めたり、新たな発見をしたりすることができる。友達がまとめた内容を確認しながら話合うことで、自分の考えと比較して、考えを深めたり、まとめたりすることができた。したがって、少ない時間で円滑に深い話合い活動をすることができた。また、友達の考えに付け足したいときも、その友達が作成したページに直接入力することにより、相手に分かりやすく伝えることができた。

コロナ禍により、話合い活動やノートの交換を工夫して行わなければならないなか、[発表ノート]の[グループワーク]機能を活用することで、安全に話合い活動をすることができる。今回は班ごとにグループ化して、話合い活動を行ったが、クラス全員が同じグループに入ることで、様々な考えを一度に共有することができた。したがって、その場で瞬時に確認できるため、調べ学習や話合い活動では、有効に使うことができる。

(2022年4月掲載)

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