実践事例

小学校6年 算数児童1人1台の活用 1人1台 × SKYMENU Cloud

考えをしぼり出そう!伝え合おう!

単元名:比とその利用

首里 良和教頭

沖縄県うるま市立伊波小学校
(実践時:沖縄県西原町立西原東小学校 教諭)

本時のねらい

等しい比の性質を活用する。

授業の実際

授業の導入で扱う問題を、前日の授業の終わりに[発表ノート]で児童用端末に配付し、予習として自宅で自分の考えを入力する取り組みを、単元全体を通して実践した。

授業本時では、予習での考えを基にペアで伝え合ったり、[発表ノート]の[グループワーク]機能を使い、ペア以外の一人一人の考えを端末上で確認したりすることで、スムーズにノートにまとめることができた。

授業終盤には、次時の導入で扱う問題を[発表ノート]で配付し、自宅での予習として取り組むようにした。単元全体を通してこのサイクルを繰り返したことで、授業本時には、自分の考えを意欲的に伝えようとする姿が多く見られている。

SKYMENU Cloud活用のポイント (効果と児童生徒の反応)

1端末に配付された課題に取り組もう!(予習)

発表ノート、配付

▲ 授業前に児童が予想し、まとめた[発表ノート]

毎時における導入問題を児童用端末に[配付]し、事前に自分の考えをまとめておくといった予習型の授業展開に取り組んだ。児童は、与えられた課題について、言葉や数、式、図などを使って、自分なりの考えで答えを導きだしていた。授業本時前に自分なりの考えを準備しておくことで、児童は気持ちのゆとりをもって参加することができ、教師は余裕をもった授業構成ができた。

2予習してきた考えを見せ合って話し合おう!

発表ノート、グループワーク

▲ [グループワーク]で予想を共有し、話し合う

授業本時では、予習で準備してきたタブレット上の自分の考えを基にペアで話し合ったり、[グループワーク]機能でペア以外の考えを参考にしたりしながら、より多くの考え方に触れることができた。多様な考えに触れさせることで、活発な話し合い活動ができ、スムーズにノートに自分の考えをまとめることに繋がった。

3ノートにまとめた考えをみんなで共有しよう!

発表ノート、カメラ、配付、回収、画面一覧、画面比較

▲ 話し合い後にまとめたノートを[発表ノート]で共有

話し合い後に、各自でノートにまとめた考えを、[配付]した[発表ノート]に写真で貼り付けてもらい、教師機で[回収]して全体で共有した。似たような考え方をグループ分けさせたり、考えの違いについて再度話し合わせたりすることで、ペアでの話し合いよりも、さらに深い追究に繋げることができた。

こんな場面で使える!実践を振り返って

本実践は、予習型を取り入れたことで、児童が自分の考えを持って授業に臨むことができ、授業導入時から見通しを持ってスムーズに話し合い活動に入れた。その活動を支えるツールとして、『SKYMENUCloud』の[グループワーク]機能は、児童が多様な考えに触れることができる大きなメリットの一つであると感じた。また、児童の考えを比較追究する際に、[画面比較]機能を使い、電子黒板上で児童の考えを複数指定できることは、意図的に考えを焦点化したり、共有化を図ったりすることができた。

(2022年3月掲載)

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