実践事例

小学校5年 社会児童1人1台の活用 1人1台 × SKYMENU Cloud

情報化した社会と産業の発展

単元名:情報に正しく向き合う

早川 将貴教諭

愛知県西尾市立吉田小学校

▲ バタフライチャートを使って、コンビニエンスストア(事業者)とわたしたち(消費者)のそれぞれの立場で情報活用について考えた。紙に書いたバタフライチャートを撮影し、[発表ノート]の[グループワーク]で共有。お互いの考えを見合った

本時のねらい

コンビニエンスストアが情報を活用することで、わたしたちの生活が便利になっていることに気づく。

コンビニエンスストア(事業者)とわたしたち(消費者)の両方の立場から、良い面・悪い面をまとめることができる。

授業の実際

事業者と消費者というそれぞれの立場から、情報を収集・活用・発信することのメリットとデメリットを、バタフライチャートを用いて考える。次に、ワークシートに記入したバタフライチャートを写真に撮り、[発表ノート]で全員と共有し、クラスメイトの意見を読んで自分の意見に付け加えたり、質問したいことを尋ねたりする時間を設ける。このような活動の中で、情報を収集・活用・発信することについて多面的・多角的に考えていく。

子どもたちの生活の中にあふれる情報の信憑性を確かめたり、発信する場合に気をつけることを確認したりする必要性に気づかせ、これらをデジタルシティズンシップの基礎とする。

SKYMENU Cloud活用のポイント (効果と児童生徒の反応)

1細部に気づかせたい教材の提示

教材配付

▲ 写真を1人ひとりに配付し、個で考えさせる

コンビニエンスストアが情報を活用して仕入れなどを行っているということに気づくため、コンビニエンスストアで大量に商品が陳列されている資料を紹介した。

配付された資料を確認したり、写真を拡大したりすることで、「今週末開催のイベントのため、商品の場所、品揃えを変更させていただいております」という張り紙に気づくことができた。大量に陳列されているおにぎりの意味に気づき、情報を活用するコンビニエンスストア(事業者)側の立場を考えるきっかけとなった。

2クラスメイトの意見をお互いに見合う

発表ノート、グループワーク

▲ 個々のバタフライチャートを[発表ノート]の[グループワーク]で共有し、見合う

コンビニエンスストアの立場(事業者)と、わたしたちの立場(消費者)のそれぞれについて、情報を収集・活用することのメリット・デメリットについて考えた。紙に鉛筆で書くということも大切にしたいため、紙のワークシートにあるバタフライチャートを写真に撮り、[発表ノート]に貼りつけて提出する形をとった。共有したノートをお互いに見ながら、クラスメイトに質問したり、クラスメイトの考えから自分の考えを深めてワークシートに書き足したりした。

こんな場面で使える!実践を振り返って

これまで、クラスメイトの意見を読んで考える授業では、子どもが紙に書いた回答を、教師が回収・集約・コピーまたは文章作成ソフトで入力して印刷し、次の時間に読むという流れが一般的であった。この流れが本時のように[発表ノート]と[グループワーク]の活用で変わった。

また、『SKYMENU Cloud』のアップデートにより、児童が[提出箱]からお互いに[発表ノート]を見ることができるようになり、より便利になった。教科を超えて、さらに活用の幅が広がっている。

今、子どもたちは端末を使いこなし、意欲的に活動している。今後も、デジタルとアナログを上手に使い分けて活用したい。

(2022年4月掲載)

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