実践事例

小学校6年 理科児童1人1台の活用 1人1台 × SKYMENU Cloud

月の形と太陽の関係性を知ろう

単元名:月と太陽
神﨑 歩美 岐阜県美濃加茂市立伊深小学校 教諭

歩美教諭

岐阜県美濃加茂市立伊深小学校

本時のねらい

月の位置と月の形の変化を調べる実験を通して、月の形の見え方は太陽と月の位置関係によって変わることに気付き、月の形の見え方が変化する理由を表現することができる。

授業の実際

「月が三日月の形の時、太陽はどの位置にあるのか」といった月の形と太陽の位置の関係性を実験しながら学習した。月の見え方を8パターンにわけて調べ、それぞれの月の形の時に太陽はどこにあるのかを確認。最後、「三日月に見えるのは、月が輝いている側に太陽があるから、太陽は月の右側にある。少し光っているから、近い位置にある」など、実験をしてわかったことを[発表ノート]でまとめ、クラス全体で発表した。[発表ノート]にある[カメラ]を使うことで、撮った写真はすぐにノートに貼り付けられ、そこに考えをまとめられるためテンポよく実験を進めることができた。

SKYMENU Cloud活用のポイント (効果と児童生徒の反応)

1問題をつくり、見通しをもつ

発表ノート

▲ ボールに電灯を当てて実験

前時までの学習をすべて[発表ノート]にまとめていたため、過去のノートを見返して「月が恒星でないこと」や「日によって、月の形と位置が変わっていたこと」を振り返った。そして今回の授業課題を「日によって、月の形が変わって見えるのは、月と太陽の位置と関係があるのだろうか」と設定した。月に見立てたボールと太陽に見立てた電灯で実験を行った。

2カメラを使って実験する

発表ノート、画面一覧、資料置き場、カメラ

▲ [資料置き場]から写真を貼り付けて考察

ボールに、電灯の光を当て、ボールの位置を動かして、明るく照らされた部分の変化を調べた。ボールを移動させながら8パターンのボールの見え方を[発表ノート]の[カメラ]機能で撮影。撮影した写真を見て、気づいた点を記入し、考察していった。児童が[発表ノート]に記入している様子は[画面一覧]機能で確認。児童の考察の内容や状況をリアルタイムで把握できるため、考察が難しいと感じている児童に、机間指導で支援することができた。

3今回の学習をまとめ、再度振り返る

発表ノート、画面一覧、画面比較

▲ 児童の画面を提示して発表

最後にクラス全体で考察、まとめを交流する際に、児童たちの[発表ノート]を[画面比較]機能を使って比較、発表した。児童たちから「太陽と月の位置関係」というキーワードが出てきているかを確認した。児童同士でも他の児童のノートを見ることで自分の考えを再確認したり、違う考えを知れたりといい刺激になったようだった。

こんな場面でも使える!実践を振り返って

授業の最後に[発表ノート]をクラス全体で交流、見やすいノートづくりの参考に。

授業の最後に、子どもたちの[発表ノート]をクラス全体で交流することはとても有意義な時間だと感じた。紙のノートだと全体で共有するのは時間がかかりすぎるが、『SKYMENU Cloud』の[画面一覧]機能と[画面比較]機能を使えば簡単である。[発表ノート]に書かれている内容を見るだけでなく、ノートの使い方が上手で、見やすいノートづくりをしている児童を知ることができ、他の児童が今後の参考にしていくこともできる。

(2022年3月掲載)

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