実践事例

小学校1年 生活児童1人1台の活用 1人1台 × SKYMENU Cloud

素敵な秋を伝え合おう

単元名:あきといっしょに

市丸 理恵教諭

東京都武蔵野市立井之頭小学校

本時のねらい

自分の伝えたいことを、学習者用コンピュータを使用してまとめることができるようにする。まとめたワークシートをグループで共有し、交流することで、自分と同じところや違うところに気付くことができるようにする。

授業の実際

前時までに、井の頭恩賜公園で「秋見つけ」の散歩をしながら、写真を撮影した。本時では、まず『SKYMENU Cloud』の[発表ノート]に、撮影した写真と「5感ワークシート(あきをみつけたよシート)」を貼り付け、見付けたこと、感じたことをまとめた。まとめたワークシートは、『SKYMENU Cloud』の[グループワーク]機能を使用してグループで共有・交流し合いながら、お手紙シートに記入した。お手紙シートの内容を発表し、相手に渡した。児童が撮影した写真を少人数のグループで見合う活動を取り入れ、友達が撮影した秋のものをじっくり見たり、全体でも写真や情報を共有したりして、秋の特徴に気付くことができるようにした。

SKYMENU Cloud活用のポイント (効果と児童生徒の反応)

1「あきをみつけたよシート」をつくる

発表ノート

▲ 写真や文字の位置を試行錯誤しながら工夫する児童

[発表ノート]に、公園で撮影した写真と「5感ワークシート(あきをみつけたよシート)」を貼り付け、見付けたこと、感じたことをまとめた。直感的に操作性が分かりやすいため、児童は写真の位置や文字の配置を自由に選んで作成することができていた。また、修正が容易であるため、試行錯誤しながら構成を工夫することができた。自分で考えた構成にすることによって、自分の考えを発表しやすくなった。

2写真を共有し、友達と交流する

グループワーク

▲ 画面を指差しながら、自分の思いを伝える児童

まず、自分のコンピュータの画面で他の児童のワークシートを確認した。コンピュータを使用することで共有にかかる時間が短縮した。

次に、他の児童のところに行って二人で同じ画面を見たり指を指したりしながら、交流した。共有にかかる時間が短縮した分、交流する時間が増加した。また、同じ画面を見ながら話をすることで、言葉だけで交流するよりも、何について話をしているのかが分かりやすく、より自分の思いを相手に伝えることができていた。

こんな場面でも使える!実践を振り返って

『SKYMENU Cloud』の[発表ノート]機能は、児童が自分の考えをまとめて表現しやすい。特に小学校低学年の児童にとって、操作性が直感的で分かりやすいものであるため、思考力・判断力・表現力等を向上させるものとして使いやすいツールである。「さかせたいな わたしのはな」の単元でも、アサガオが成長する様子を写真で撮影し、手書き入力で文字を入力してまとめるという活動で[発表ノート]機能を使用した。

[発表ノート]機能

タブレット端末の画面上に手書きで文字を書き込んだり、画像を貼り付けられます。入力のやり直しや移動なども簡単に行うことができ、さまざまな活動に活用いただけます。

(2022年3月掲載)

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