実践事例

中学校3年 理科児童1人1台の活用 1人1台 × SKYMENU Cloud

台車の運動の共通点をグループで見つけよう

単元名:「運動とエネルギー」第1章「物体の運動」第一節「物体の運動の記録」

横内 正教諭

長野県松本市立波田中学校

本時のねらい

記録タイマーを用いて台車の運動について学んできた生徒が、水平平面上の台車の運動の記録を詳しく分析。班の人たちと共同追究しながらプレゼンテーションにまとめることを通して、平面上の運動には加速する場面と、ほぼ等速の場面、減速する場面があり、それには力がかかわっているらしいことに気がつく。

授業の実際

前時に水平平面上の台車の運動の記録データを[カメラ]機能で撮影することで、[発表ノート]に水平平面上で台車の運動をまとめた。
本時は導入の段階で前時にまとめた個人の[発表ノート]を振り返り、[グループワーク]機能で個人がまとめた[発表ノート]を共有することで話し合い活動を進めた。その後グループの考えを一つの[発表ノート]にまとめ、プロジェクターで映しながら、水平平面上の運動には加速する場面と、ほぼ等速の場面、減速する場面があることを発表し合いながら全体でまとめた。

SKYMENU Cloud活用のポイント (効果と児童生徒の反応)

1グループ内でお互いの考えを見る

発表ノート、グループワーク

▲ 班でお互いの[発表ノート]を共有しながら話し合う

お互いのまとめた[発表ノート]を[グループワーク]機能で確認し合った。生徒たちは、自分のまとめた内容と他者のまとめた[発表ノート]を見合った。「右側に上がるようになっているのは、だんだん速くなっている」「記録テープが短くなることは遅くなっている」などと自分のデータが正しくとれたか確認。自分の考えを修正することで、共通の規則性である水平平面上の運動には加速する場面と、ほぼ等速の場面、減速する場面があることを確認できた。

2グループ内でまとめたスライド作り

グループワーク

▲ 班で共同追究し、考えをまとめる

グループ内で意見を出し合った。その際、生徒たちが[グループワーク]機能を使うことで、自分の意見を[発表ノート]に貼り付けて共通する運動をみつけることができた。
また発表するときにわかりやすくするために、力を矢印「→」で表現するなど工夫して、グループの[発表ノート]を完成することができた。

3全体にグループの考えを伝える

発表ノート、提出

▲ 班の[発表ノート]を提示しながら、全体追究

発表する[発表ノート]を教師が用意したプロジェクターで全体に提示し、全体追究の中で共通する規則をみつけることができた。矢印「→」と[発表ノート]の付箋の色を同じにするなど、生徒がまとめた[発表ノート]も工夫されていたことで、記録データの説明につながった。終末には生徒は山形のグラフになることや、速さと力が関係していることに気づいた。

こんな場面でも使える!実践を振り返って

『SKYMENU Cloud』の[グループワーク]機能を使うことで、個人でまとめたスライドを共有することができ、個人追究からグループ追究そして全体追究につなげることができた。生徒は他者の意見を聞くことで、考えを修正したり、確認したりすることに役立てられた。

(2022年1月掲載)

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