SKYMENU Pro 2023 動作環境更新日:2024年01月17日

クライアント復元機能の動作要件と注意点

動作要件

OS(※1)

  • Windows 10 Pro (※2)(※3)(※4)(※5)(※6)
  • Windows 10 Pro Education (※2)(※3)(※4)(※5)(※6)
  • Windows 10 Enterprise (※2)(※3)(※4)(※5)(※6)
  • Windows 10 Education (※2)(※3)(※4)(※5)(※6)
  • Windows 11 Pro (※2)(※3)(※4)(※5)(※6)(※7)
  • Windows 11 Pro Education (※2)(※3)(※4)(※5)(※6)(※7)
  • Windows 11 Enterprise (※2)(※3)(※4)(※5)(※6)(※7)
  • Windows 11 Education (※2)(※3)(※4)(※5)(※6)(※7)
  • 64ビットOSのみをサポートします。
  • Windows RT、Windows 10 Home、Windows 11 home は非対応です。

メモリ(※8)

Windows 10 の場合 : 3GB以上
Windows 11 の場合 : 4GB以上

ディスクドライブ(※9)

  • 起動用のHDD(1台目)のみ対応しています。
  • HDDのタイプはシリアルATA / IDE / SCSI に対応しています。
  • ファイルシステムはNTFS / FAT32に対応しています。
  • ダイナミックディスク、RAID構成のディスク、リムーバブルディスク(ローカルディスクとして認識されるものを含む)、仮想ドライブ、ネットワークドライブ、ボリュームマウント、クォータの設定されたディスクの環境はサポートしていません。
  • 復元対象パーティションごとに20%以上の空き容量が必要です。
  • 最大8つのパーティションまで復元対象にできます。
  • PC独自のリカバリー領域など、特殊なパーティション構成はサポートしていません。
  • マルチブート環境はサポートしていません。
  • 「Windows ReadyBoost」、「Intel Rapid Start Technology」はサポートしていません。
  • 「Windows BitLockerドライブ暗号化」、「デバイスの暗号化」はサポートしていません。インストール前に機能を無効化してください。機能が有効化されたままインストールすると、OSが起動しなくなるなどの動作不良が発生する場合があります。
  • 記憶域プール、シン・プロビジョニング、Windows To Goはサポートしていません。
  • Windowsのシステムファイルを圧縮する機能(コンパクト OS)が利用された環境には対応しておりません。以下のコマンドにて、システムファイルが圧縮されている環境かどうかを確認することが可能です。
    compact /CompactOs:query
    圧縮されている場合は、以下のコマンドで圧縮を解除してからインストールをお願いします。
    compact /CompactOS:never
  • Microsoft .NET Framework 4.8が必要です。
  • 「スマートアプリコントロール」は「オフ」の状態になっている必要があります。
  • OSとクライアント復元機能(SKYMENU本体含む)のみの場合です。インストールするアプリケーションに応じて適切なサイズをお見積りください。メモリが不足すると動作が緩慢になる・OSが起動しなくなるなどの動作不良が発生することがあります。
  • UFS(Universal Flash Storage)には対応しておりません。

パターンファイル連携について

パターンファイル連携とは、クライアント復元機能が「有効」の状態でウイルスパターン(定義ファイル)がアップデートされた場合、OSの再起動により復元されることなく、アップデートした最新のウイルスパターンを保持できることを指します。

[注意]
ウイルス対策ソフトウェアのプログラム(エンジン)のアップデートは連携の対象外なので、自動配信されないように設定し、必ず復元を停止にした状態で実行するようにしてください。

パターンファイル連携可能なウイルス対策ソフトウェア一覧

この一覧に記載のあるもの以外でのウイルス対策ソフトをご利用される場合は、大変お手数をおかけいたしますが別途お問い合わせ頂きますようよろしくお願いいたします。

  • Windows 10 および Windows 11 の Feature Update への対応状況については、各ウイルス対策ソフトのメーカーの情報をご確認くださいますようお願いいたします。

Windows 11

  • Trend Micro Apex One 2019 (ビルド 9233まで) (※1)(※4)
  • Trend Micro Apex One 2019 (ビルド 9565 ~ 11136まで) (※1)
  • Trend Micro Apex One 2019 (ビルド 11564 ~ 12380) (※1)
  • Windows Defender (4.18.23080.2006まで)(※3)
  • ESET Endpoint アンチウイルス V7.3 / V8.0 / V8.1 / V9.0 / V9.1 (※2)(※5)(※6)
  • Symantec Endpoint Protection 14.3 (RU4まで)
  • Symantec Endpoint Protection 14.3 (RU5)
  • Symantec Endpoint Protection 14.3 (RU6)
  • Symantec Endpoint Protection 14.3 (RU7)
  • Symantec Endpoint Protection 14.3 (RU8)
  • F-Secure Client Security 15 (15.30まで)

Windows 10

  • ウイルスバスター コーポレートエディション XG SP1 (ビルド 6081まで) (※1)(※4)
  • Trend Micro Apex One 2019 (ビルド 9233まで) (※1)(※4)
  • Trend Micro Apex One 2019 (ビルド 9565 ~ 11136まで) (※1)
  • Trend Micro Apex One 2019 (ビルド 11564 ~ 12380) (※1)
  • Windows Defender (4.18.23080.2006まで)(※3)
  • ESET Endpoint アンチウイルス V7.3 / V8.0 / V8.1 / V9.0 / V9.1 (※2)(※5)(※6)
  • Symantec Endpoint Protection 14.3 (RU4まで)
  • Symantec Endpoint Protection 14.3 (RU5)
  • Symantec Endpoint Protection 14.3 (RU6)
  • Symantec Endpoint Protection 14.3 (RU7)
  • Symantec Endpoint Protection 14.3 (RU8)
  • F-Secure Client Security 15 (15.30まで)
  • プラグイン機能をご利用される場合は、サポート対象外となります。
  • 「HIPSを有効にする」「自己防衛を有効にする」をオフにしてください。
  • クライアント復元のインストール後、Windows Defenderの除外パスに
    "C:\ProgramData\SKYMENU\SKY SCHOOL LAN\Hukugen\Agent"を追加してください。
  • 「不正変更防止サービス」の設定を無効にしてください。なお「不正変更防止サービス」無効化によるセキュリティレベルの影響は、トレンドマイクロ社へご確認をお願いいたします。
  • V8.0 以降の場合は、自動アップデート機能・プログラムコンポーネントアップデート(PCU)機能を無効にしてください。なお、当機能無効化による影響については、ESET社へご確認をお願いいたします。
  • オンプレミス型の「ESET PROTECTソリューション」に含まれる「ESET Endpoint アンチウイルス」だけがサポート対象となります。

注意事項・制約事項

保証範囲

クライアント復元機能では、ハードディスクの物理的な障害は復元できません。また、本機能はファイル・フォルダの復元を目的としたものであり、ファイルシステムの破損を防止 / 復元するものではありません。復元が「有効」の状態であっても、OSの不正終了などは行わないでください。ファイル破損エラーやOSが起動しないなどの異常が発生することがあります。異常が発生した場合は、チェックディスクやOSのリカバリーなどを行ってください。

注意が必要なソフトウェア

クライアント復元機能がインストールされた環境で次のソフトウェアを使用した場合、ファイルが壊れる、OSが起動しなくなるなどの異常が発生することがあります。ご注意の上、お使いください。

  • マスターブートレコード(MBR)を書き換えるソフトウェア
  • ディスクの最適化(デフラグ)をするソフトウェア
  • ディスクのエラーを修復するソフトウェア
  • パーティションを操作するソフトウェア
  • 環境を復元するソフトウェア
  • ディスクやデータを暗号化するソフトウェア(パターンファイル連携可能なウイルス対策ソフトが持つ機能を含む)
  • Windows 標準ではなく特殊なファイルアクセスをするソフトウェア
  • 「Windows Search」、「Windows デスクトップサーチ」など、インデックスを作成するソフトウェア

快適にお使いいただくために

復元が「有効」の状態で、ユーザの操作パターンを学習するような機能をお使いになると、OSを再起動するたびに学習結果がリセットされます。このとき、再学習する内容によってはコンピュータの負荷が高くなる恐れがありますので、このような機能は停止して運用することをお勧めします。特に「Windows Search」、「Windows デスクトップサーチ」や「Super Fetch」が有効になっていると、Windows のログオンに時間がかかる場合がありますのでご注意ください。

休止状態 / スリープ / ハイブリッドスリープについて

クライアント復元機能は休止状態およびスリープ/ハイブリッドスリープをサポートしていません。そのため、クライアント復元機能をインストールすると次のように設定を変更します。なお、これらの設定はクライアント復元機能のアンインストール時にインストール前の状態に戻します。

OS 設定
Windows 10 / Windows 11 休止状態およびハイブリッドスリープを無効にします。

クライアント復元機能のインストール後は、有効にしないでください。設定を有効にした場合、OSが起動しなくなるなどの異常が発生することがあります。

システムの保護 / スタートアップ修復について

クライアント復元機能はWindows の「システムの復元」と「Volume Shadow Copy サービス」をサポートしていません。そのため、クライアント復元機能をインストールすると「システムの復元」の設定を無効に変更します。
また、「スタートアップ修復」と「バックアップと復元」の設定も無効に変更します。
なお、これらの設定はクライアント復元機能のアンインストール時にインストール前の状態に戻します。

リフレッシュ / 初期状態に戻すについて

Windows 8.1 以降のリフレッシュ機能や初期状態に戻す機能は、クライアント復元機能インストール状態では正常に動作しません。クライアント復元機能をアンインストールしてから実行してください。

注意が必要な作業(※1)

復元対象のパーティションに対して次の作業を行う場合は、必ず事前に指定の操作を行ってください。

事前にクライアント復元機能を「停止」もしくはアンインストールする必要がある作業
  • ディスクの最適化(デフラグ)(※2)
  • チェックディスクまたはスキャンディスク
  • ディスクのクリーンアップ
  • Windows Update
事前にクライアント復元機能をアンインストールする必要がある作業
  • 区画変更などパーティションの操作
  • ファイルシステムのコンバート
  • ディスクのイメージング(※3)
  • いずれもサードパーティ製のソフトウェアによる作業はサポートしていません。
  • クライアント復元機能のインストール時にデフラグの定期タスクも無効にします。
  • イメージをコピー・リストアした環境で問題が発生する恐れがあります。

「一時停止」機能について(※1)

「一時停止」状態での長期運用について

クライアント復元機能を「一時停止」状態で長期間、運用した場合、システムが不安定になることがあります。また、大量のディスク領域が使用されディスク容量を圧迫することがあります。
クライアント復元機能の「一時停止」機能は、ソフトウェアの追加インストールや、設定を変更する必要がある場合に有効な機能です。「一時停止」状態での長期間の運用は考慮しておりません。

「一時停止」状態からの「取消」操作について

「一時停止」状態から「取消」の操作を実行すると、「一時停止」中に行ったすべての作業を取り消します。 復元対象外のパーティションやフォルダも含め、1台目のディスクで行ったすべての作業内容が「一時停止」状態にする前に戻ります。くれぐれもご注意ください。
「一時停止」状態におけるアプリケーションのインストールについて「一時停止」の状態で、Microsoft Officeなどのアプリケーションをインストールすると、再起動後にDOS互換モードで動作することがあります。 復元を「有効」の状態に変更すると正常な状態に戻ります。

  • UEFIプラットフォームの場合は、「一時停止」機能はご利用いただけません。

ボリューム アクティベーション 2.0について

クライアント復元機能が「有効」の状態では、アクティベーション情報も復元されます。アクティベーションはクライアント復元機能を「停止」にした状態で実行してください。なお、「キー マネジメントシステム(KMS)」もしくは「Active Directory によるライセンス認証」方式の場合、180日以内にアクティベーションを更新する必要がありますのでご注意ください。
また「キー マネジメント システム(KMS)」ホストにはクライアント復元機能をインストールしないでください。「キー マネジメント システム(KMS)」クライアントのアクティベーション情報が復元によりリセットされます。

既定で復元対象外に指定されている部分

次の項目は既定で復元対象外に指定されています。そのため、本商品の標準操作で復元対象外に指定しようとしてもキャンセルされます。

  • インストールフォルダなど、本商品に関わる部分
  • ウイルス対策ソフトウェアのパターンファイル連携に関わる部分
  • イベントログやメモリダンプなど、コンピュータの問題調査に必要となる部分
  • ページファイル

など