メモを取ることは、情報の整理や理解を深めるために非常に重要な手法です。 さらに、メモをデジタル化することにより、共有や検索が容易になり、学びの効果を高める可能性があります。
本セミナーでは、SKYMENU Cloudの[気づきメモ]機能を活用した授業実践を基に、「メモがもたらす学びの可能性」について、愛知県豊田市立藤岡中学校の岸田偲勇斗教諭による実践報告を中心に、放送大学の佐藤幸江客員教授と北陸学院大学の村井万寿夫教授の分析を交えて議論します。
※企業の方など、参加対象外の皆さまのお申し込みはご遠慮いただいております。
プログラム
※時間、内容などは予告なく変更になる場合がございます。
- 10:00
- はじめに
- 10:05
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実践発表
メモで実感!自己の学びと成長
授業の振り返りを充実させるために、SKYMENU Cloudの[気づきメモ]を活用しています。生徒は単元の終わりにこれまでの振り返りを読み返し、自分の学びの過程を確認して学んだことを整理します。そして、単元の始めと終わりを比較することで、自分の成長を実感し、次の単元への意欲を高めます。[気づきメモ]や[発表ノート]を使って整理・分析する生徒の実際の様子を紹介します。
実践者
岸田 偲勇斗
愛知県豊田市立藤岡中学校 教諭 - 10:20
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研究発表
知識の蓄積から知識の活用・創造へのシフト
これまでの授業において、「ノートを取る、メモする」ことの目的は、「情報を記録する・記憶を定着させる」ためにあったのではないでしょうか。けれども、新たな学びの場では、思考プロセスの可視化による内省や協働の促進が重要となってきます。[気づきメモ]を、思考や協働を拡張するツールとして授業で活用することによって、どのような可能性が見えてくるのか、また教師の役割はどのように変化するのか、本セミナーで皆さんと考えていきたいと思います。
発表者
佐藤 幸江
放送大学 客員教授 - 10:35
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研究発表
メモの様式による学びの比較
-デジタルとアナログの双方のよさ-メモには「すぐに」「気軽に」「いつでも」記録できるよさがあります。そこで、理科学習で継続して[気づきメモ]を使っている生徒を対象に意識調査を行い、[気づきメモ]のもたらす可能性を探りました。先行研究として文部科学省はデジタル教科書と紙の教科書の比較調査を行い双方のよさについて報告しています。これを踏まえ[気づきメモ]と紙のノートの使いやすさを分析した結果、双方によさがあることが分かりました。セミナーではその詳細をお話します。
発表者
村井 万寿夫
北陸学院大学 教授 - 10:50
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ディスカッション
メモがもたらす学びの可能性
岸田偲勇斗教諭、佐藤幸江客員教授、村井万寿夫教授それぞれのご発表内容について、3名の登壇者でディスカッションします。
- 11:10
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Skyからのお知らせ
[気づきメモ]機能改善のご紹介と活用方法
6月にリリースの[気づきメモ]機能の改善内容をわかりやすくお伝えするとともに、学びの可能性をさらに広げる便利な活用方法をご紹介します。
- 11:25
- おわりに
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