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森田 晋 教諭
森田 晋 教諭

桶川市立桶川中学校は、「基礎・基本の定着を図る指導法の研究」を学校研究課題として、確かな学力の定着に向けた、さまざまな教育活動を推進しています。
このほど、ICTを活用した授業実践に取り組まれている森田晋教諭にお話を伺うとともに、コンピュータ教室を使って行われた2年生選択A数学科の授業を取材しました。(平成18年11月取材)

▼ご使用ソフトウェア:
SKYMENU Pro

コンピュータ教室で行われた2年生選択A数学科(単元:円の性質を発見しよう)の授業の様子
図形を発見するおもしろさを学ぶ

今回取材させていただいたのは、2年生選択A数学科「円の性質を発見しよう」という単元の2時間目の授業。円は、さまざまな分野で数多く利用され、親しまれている基本的な図形の1つだ。
 本時は、作図ツールを使いながら、円の持つ数学的な美しい性質を見つけ、図形を発見するおもしろさ、楽しさを学ぶことがねらいだ。
 まず、森田教諭は、コンピュータの電源を入れ、ログオンするように指示。生徒は、各自ユーザID、パスワードを入力し、コンピュータを起動させる。学習者機をロックし、中間モニターを使って説明
 IT活用教育支援ソフトウェア『SKYMENU Pro』の[標準操作パネル]から、学習者機の状況を見守り、全員の個人フォルダが表示された状態を確認すると、[ロック機能]を使っていったん学習者機をロック。教室正面のホワイトボードを使って、中心角や円周角の定義について指導を行われた。

作図ツールを探求の道具に利用

次に、教員機に表示した作図ツールの画面を中間モニターに転送。前時に学習した作図ツールの操作方法を復習しながら、本時の学習活動について説明された。
 その後、学習者機のロックを解除。生徒は、作図ツールを使って、学習活動を開始した。作図ツールの操作は、思いのほか簡単だ。定規とコンパスを使って紙に図形を描くよりも簡単に、マウスを使って図形を描いたり、変更したり、角度の測定などが行える。この作図ソフトは、森田教諭が自作されたものだ。授業で使用されたプリント「選択数学2A 円の性質(その1)」の一部分
 森田教諭は、机間を巡回しながら、「どんなことでもいいから、できるだけたくさん見つけるように」と指導助言を行う。生徒は、試行錯誤を繰り返しながら、各自気づいた円周角の性質をプリントに記入していく。生徒の間からは、「作図ツールを使って考えることが楽しい」という声が上がっていた。

発見した性質を発表する

森田教諭は、生徒の学習状況を一通り確認し、発見した性質の発表を指示。
質問に対して挙手して答える生徒たち そして、1人の生徒を指名すると、その生徒の画面を[学習者画面送信機能]を使って、学習者機に一斉に送信。指名を受けた生徒は、自分のコンピュータを操作しながら、発見した円の性質を発表した。この発表をきっかけに、他の生徒からも、次々に新しい発見について発表が行われた。
 「直線ABが直径の場合、∠APBは90°になる」という発表に対しては、「なぜ90°になるのか、その証明を考えてみよう」とさらに問いかけ、理解を深めていった。作図ツールの画面(直線ABが直径の場合、∠APBは90°になることを図示)

教え合うことで理解が深まる

授業のねらいについて、森田教諭にお聞きした。
 「今日の授業は、発展的な学習コースを選択したクラスの授業ですが、数学が得意な生徒と苦手な生徒がいます。コンピュータ教室は、横並びのレイアウトですから、横の生徒が何をやっているのかよくわかりますので、自然とお互いが教え合い、理解が深まることを期待して授業を行いました。ICTの活用については、作図ツールを使うことで、図形の性質を発見しやすくするとともに、図形の性質を探求する楽しさを味あわせたいと思いました」
互いに教え合いながら理解を深める生徒たち 作図ツールは、操作方法が簡単に修得できるため、図形の授業に手軽に利用できるといわれる。実際に、生徒が作図ツールを利用したのは、今日の授業で2回目ということだが、円の性質を探求するための道具として、どの生徒もしっかり利用できていた。

個人フォルダでデータ管理が簡単に

『SKYMENU Pro』の利用状況について伺うと、[画面送信][教材の配付・回収][電源ON・OFF][クライアント復元]などの機能を活用されているとのこと。今日の授業では、[制限機能]を使って学習者機から利用できるアプリケーションに制限をかけられていた。
 また、『SKYMENU Pro』の[ユーザ情報保守機能]利用して、生徒一人ひとりにユーザID・パスワードを発行し、ユーザ情報の管理や個人フォルダの管理も行われている。「個人フォルダは非常に使いやすいです。以前は、ネットワーク上の共有フォルダに自分専用のフォルダを作って保存するように指導していました。しかし、誰もがそのフォルダに入れたため、間違ってファイルの保存や削除を行う生徒がいて、問題になっていました。今ではそのような心配がなくなり、データ管理が大変簡単に行えるようになりました」と森田教諭。
 最後に、ICTを活用した教育活動を効果的に進めていくポイントをお聞きした。
 「先生方のICTの技術を、いかに効果的に向上していくかがポイントだと思います。先生方の技術が一番向上するときは、本当にその技術を必要とされているときです。研修の時間を確保することも大切ですが、必要なときに身近でサポートしてくれる人がいることも重要だと思います」
第2学年 選択A数学科 学習指導案
単元の目標 単元の指導計画
展開
実際の授業の流れ
評価

学校紹介

埼玉県桶川市立桶川中学校

埼玉県桶川市立桶川中学校昭和22年に創立され、平成18年度に60周年を迎える。「学ぼう未来へ 育てよう心と体」を学校教育目標に、未来の社会を担う一員として、自ら学び、心身ともに健康でたくましい生徒の育成をめざして教育活動を展開。人権を尊重する教育や朝の読書活動にも力を注がれている。

◎学校ホームページ:
http://www.okegawa-jh.ed.jp/


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