本校は、1月に岡山市に合併編入された旧赤磐郡瀬戸町にあり、岡山市の最も東に位置している。学科は、農業に関する学科として生物生産科と園芸科学科、家庭に関する学科として生活デザイン科があり、定員は480名の中規模の専門高校である。 本校のネットワークは、岡山情報ハイウェイに接続されている。ルータで教職員用セグメント(以下、行政系)と生徒用セグメント(以下、公開系)に切り分けがなされており、両セグメント間の通信はできない設計になっている。現在、行政系は職員室や事務室など教職員が常駐する場所に情報コンセントがあり、公開系は教室・特別教室・準備室・農場の温室など57カ所に情報コンセントがある。本校の農場は43,000u(甲子園球場は39,600u)の広さがあるが、無線LANによってほぼ全域をカバーしている。
平成17年度からはファイル保存のためだけのネットワーク活用に加え、情報の共有化と校務の省力化を目的として「校内WEB」をスタートさせた。 誰でも入力や閲覧が可能だが、そのためにはサーバにログインをしておく必要がある。 このWebサイトには職員朝礼の伝達事項が入力されており、これを活用することで、朝礼が数分で終わるようになった。捻出された時間は、学年の打ち合わせや登校指導などに有効に活用されている。あわせて、シートは出張、休暇、生徒の出欠状況も入力するようになっており、印刷すれば学校日誌になるようになっている。 日誌の担当者の労力削減にも大きく貢献している。
入力シートはどのコンピュータにも入っているエクセルを使用しており、一日ごとのエクセルファイルにトップページからリンクする形になっている。 また、学校組織は前年のものを踏襲することが多いため、過去の「校内WEB」も残している。 前年の「校内WEB」を参考にすれば、この時期に何を準備すればよいかがわかり、サーバ内のファイルを元に本年度の計画を立てることができる。以上、ネットワーク活用による校務の省力化と、教員1人1台コンピュータの時代に対応できるスキルフルな職場づくりの一環を紹介した。 現在の行政系には67台のコンピュータ(内28台が私物)と2台のサーバが接続されている。 校内の約束として、よりセキュリティを高めるためにデータはすべてサーバに保存し、コンピュータには残さないよう約束を定めている。個人情報等の校外への持ち出しは厳禁としているが、プリントなどの教材類の持ち出しについては制限していない。 職場全体の雰囲気としてネットワークが浸透し、活用にあたっては特別に意識することもなく、水や空気のような存在となっている。